退廃的人生賛歌

世界の片隅からインターネットを覗いています。 TwitterID【@S_ton_】

くすりやさんのあるばいと

週一更新を目標にしてたのにボケーっと毎日を過ごしていたら前回の記事から2週間経ってたんだけど……時の流れについていけません。

 

此間、毎日のようにTwitterのTLを眺めていたら、とあるイラストが流れてきた。某バーチャルなYouTuberがコンビニでコンドームを買おうとしてて、ファンだった店員が衝撃を受けているというモノだった。

 

それを見て、なんとなく昔を思い出した。数年前、ドラックストアでアルバイトをしていた時期だ。

週3回出勤で夕方から閉店まで働いて、時給は最低賃金なので大して稼げた訳では無かったが、とにかく仕事が楽だったので嫌いではない職場だった。少なくともコンビニや飲食チェーン店でバイトしてる友人達の愚痴を聞く限りではトップクラスに楽なバイトをしていたように思う。

基本はお菓子とかの品出しで棚を弄ってるかレジに突っ立ってるだけで時間が過ぎていった。閉店1時間前にやる片付け作業だけ少し面倒だったが。

 

まぁ仕事内容は楽ではあるが、楽すぎるがあまり暇な時間も多かった。品出し作業中に出せる在庫が無くなったらいかにして働いてるフリをしながら上司の目を掻い潜れるか小賢しい考えを巡らせてながら店内を彷徨いていた。

レジ担当でもそうだ。客がいるならそれを思考停止で捌き続けるだけでいいが、閉店時間が近づいてくると客もどんどん減っていく。そうなると店内をウロウロ出来ない分レジの方が暇に感じる。そんな時、自分は暇潰しとして先程レジに来た客の買っていった商品を参考に、あの人々はどんな暮らしをしていてどんな理由でこの店でそれを買っていったのかを妄想していた。

まぁでも殆どの客がお菓子と洗剤と酒と薬しか買っていかない。しかし、たまにその妄想が捗るモノが売れていく。

 

そう、コンドームである。

 

コンドームだけでなく、TENGAやペペローションまで店で売っていた。

ゴムはともかく他の品は「こんなモン置いててもドラックストアじゃ売れねーだろ」とか思っていたが、ごく稀に買っていく客がいるモンなのである。

お菓子とアイスとゴムを買っていったあのカップルも……

ストロングゼロTENGAエッグを買っていったあのサラリーマンも……

自分に「ゴム、ドコ?」と聞いてきて「輪ゴムですか?」聞き返したら顔をしかめて「No、Sex(小声)」と答えたあの外国人のオッサンも……

「この後帰宅して、あんなことやこんなことをするのかなぁ……」と、一介のアルバイトでしかない自分にとってはお客様ではなく暇潰しにの為の妄想のタネでしかなかった。

一度だけではあるが、若いメガネの女性がTENGAを購入していった時はどんな用途・目的で買ったのか気になって仕方がなかった思い出もある。

 

今は別のアルバイトを始めるにあたってドラックストアは辞めて、滅多にそのお店に行くことも無くなった。

もしかしたら、貴方がコンビニやドラックストアなどでで一風変わった商品を買っていったら、レジを打っていた店員は貴方で下世話で悪趣味な妄想をしているかもネ。